クレニオセイクラルワーク・クラニオセイクラルワーク
- クレニオワークのクレニオとは、頭蓋のことを意味します。もともとはアメリカのオステオパシー(整骨医学)から発生したものです。
- 複数の骨が縫合と呼ばれる関節(継ぎ目)によってボール状の頭蓋骨を形成しています。頭蓋が独自のリズムで動いている事と、その仕組みを研究された事からこのテクニックが発展しました。組み合わさった個々の骨が、機械のギアのように連動して全体が動いているのではないかと言う洞察から始まり、その骨をつなぎ、まとめている膜の働き、脳の周りを包んでいる髄膜、髄膜の中で巡回する髄液の働きが研究されました。
- 頭蓋システムが妨げられると、身心に異常を来たす事、又は身体や心の異常が頭蓋のシステムの働きに影響を及ぼす事の関連性が確認されるにつれ、この頭蓋のシステムを整える方法が開発され、発展してきました。
- 頭蓋の呼吸
- 肺の呼吸が上手く行われていないと酸素の供給が少なくなり、呼吸の動作の制限されている事から、血液の循環も悪くなり、身体の隅々にまで十分な栄養が回らないのと、老廃物が上手く排泄されないのとで、身体は不活発になり健康の維持や病気の回復がにぶくなります。身体にとって肺の呼吸はとても重要です。
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それと同じ、またはそれ以上に脳の呼吸は重要なのです。何故なら脳の働きによって体のほとんどの働きが統御されているからです。それゆえ、この脳の呼吸を一次呼吸(原初呼吸)と呼び、肺呼吸よりも優位にあるものと考えられているのです。脳の呼吸とは肺呼吸で行われているようなガス交換ではありませんが、肺のように膨らんだり萎んだりしながら脳に不可欠な栄養の供給と老廃物の排泄が行われているものです。
- クレニオワークは優しいタッチで頭蓋骨の動きを助け、髄膜の緊張を解き、髄液の循環を促します。そうする事で脳の呼吸(一次呼吸)が身心の異常の修復、緊張の緩和、健全な働きの維持をまっとうする事をサポートします。
- 身体の潮汐
- より深いレベルの脳の呼吸は髄液の循環に止まらず、総ての細胞の大半を占める液(細胞液、細胞間液、等)的環境で細胞膜を透過、拡散して起こる生理的な働きすべてに反映しています。海の潮が満ち干する様に、単細胞生物のプロトプラズムが流動する様に、体内でも液の満ち干が起こっているのです。身体の中の液が滞っている所は働きの鈍さを現しているものであり、滞りが多いほど健全な状態から遠ざかってしまいます。
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体内の潮の満ち干は、絶えずその個人の内的環境を最善の状態にするべく働いているのですが、そうさせまいとして働く様な身体や心の要因によって、心身の健康を獲得、維持する事が妨げられているのです。クレニオワークでより深いリズムにチューニングが合うほど脳の働き以前の生命の働き、意識の表層をかいくぐった深層レベルでの命の営みに力添えすることが出来るのです。
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